令和2年度のあゆみ

令和2年度になっても新型コロナウイルス感染拡大が続き、入学式も前年度の卒業式と同様、学科ごと新入生と教職員のみで短時間で実施。健康診断、オリエンテーションに入ったところで「緊急事態宣言」が発せられたため、秋保での1泊オリエンテーションをやむなく中止。2週間休講としたうえでオンライン授業を準備し、4月末から授業を開始。5月末までオンラインでの授業を継続しました。
6月からは対面型授業を開始したものの、保育学科2年生は保育、幼稚園、施設実習にあたり、各施設から2週間の自宅待機が求められたことから、対面(1年生)とオンライン(2年生)併用のハイブリッド型の授業が行われました。後期授業もなかなかコロナの収束の気配もないことから対面を基本とした授業を行ったものの、感染拡大状況を見ながらの緊張感ある授業でした。地域貢献事業や聖翔祭なども実施できる状況になく、やむなく「オンライン聖翔祭」として無観客動画配信といった方法で実施することとにしました。
9月から3月までかかって10本の企画動画の出来映えは本当に真剣に取り組んだ証になりました。短大での2年にわたる地域貢献活動等の休止、延期は伝統を継承するうえで大変危惧するものがありますが、今回の本学の学生の活動は生涯胸に刻み込む経験であったと確信するものです。

令和3年2月13日23:08福島沖を震源とする震度6強の地震が本学にも襲いました。10年前の東日本大震災を思い出させるような揺れは「災害は忘れたころにやって来る。」とはこのことだと思い起こさせるもので、3月18日の卒業式開始前に本学の2名、また多くの方々のご冥福を祈って行った合掌もむなしく、3月20日18:09にも再び震度5強の揺れが再び襲うに至っては東日本大震災の再来といったものでした。本学の被害は幸い軽微で、学生にも被害もわずかにありましたが、再度非常時に対する体制の見直しが迫られた1年間でした。

困難な時期だからこそ、「建学の精神」を忘れることなく、様々な障害に対して「居住まいを正して」立ち向かう勇気を持とう!

※ 写真をクリックすると画像を拡大してみることができます。

各年度のあゆみについては下記の年度をクリックするとみることができます。