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令和7年度「卒業証書・学位記授与式」学長式辞

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 日、一日と 春の訪れが聞こえてくる、ここ南中山のキャンパスにも 桜のつぼみが少しずつ膨らんできています。

 本日、伊澤勝平理事長様、鈴木繁雄前理事長様を始め、ご来賓のご臨席を賜り、第七四回聖和学園短期大学の卒業式を迎えることができました。

 キャリア開発総合学科116名、保育学科68名、計184名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。そして、保護者の皆様にも、心より、お祝いを申し上げます。私たち教職員にとっても、この上ない喜びです。

 皆さんは、本日、「短期大学士」という国際的に認められている学位を受けて、聖和学園短期大学を卒業し、新たなステージに向かって一歩を踏み出すことになります。

 さて、2年前の入学した当時を思い出してください。私も学長に就任した時でしたので鮮明に覚えています。入学式の式辞では、皆さんへのメッセージとして、「人間として尊重されながら、差別のない人間社会を実現していくために、様々な生活上の課題を抱えている人たちに対しても、共に一緒に生きていこうといった、共生社会を支え、実現していく担い手になってほしい」こと、また、「二年間の中で自分自身を見つめ、社会人として出発するための、知識と技術を身に付け、感性を磨いてほしい」ことも述べました。この二年間で、それができたでしょうか。

 皆さんが入学した当時は、「コロナウイルス感染症」の影響も少なくなりましたので、大学での授業や学生活動などキャンパスライフを大いに楽しんだり、友達を思いやったり助け合ったり、時には我慢したり、そして、知恵や工夫を凝らしながら、様々な体験をしてきたことでしょう。このようなことは、すなわち、本学の建学の精神でもある、「慈悲、和、智慧」につながります。卒業してもこの建学の精神を忘れずに、身に付けていただきたいものです。必ずや、皆さんの更なる心の成長を支えるものとなるでしょう。

 私は、皆さんと、できるだけ多く触れ合う機会を設けたいと思い、お昼休みの学食では名前や出身高校を聞いたり、保育学科では「発達障害幼児の理解と指導」についての講義をしたり、大学祭ではマツケンサンバを踊ってパフォーマンスを披露したりしました。二年間の大学生活、授業、サークル活動、仏教行事を通しながら、皆さんの躍動的な姿も拝見することができました。その成果は、様々な功績となって現れました。

 この後表彰される「理事長表彰」は、スポーツ活動で功績のあった、バレーボール部に授与されます。また、「学長賞表彰」は、各学科の学業成績優秀者、学生会会長、聖翔祭実行委員会委員長、仏教青年会委員会の6名に授与されます。さらに、「学長特別賞表彰」として、ビーチバレーボール部の4名にも授与されます。

キャリア開発総合学科、保育学科の学びの中では、免許状や資格取得にも挑戦し、保育士資格、幼稚園教諭二種免許状、製菓衛生師、図書館司書、社会福祉主事任用資格など、実に、35種類、延べ、657人が取得されました。今年度の特徴としては、公益財団法人・実務技能検定協会から、秘書技能検定において、「団体優秀賞」を受賞したことです。

 その他にも、リーダー奨学生、スポーツ奨学生の皆さんは、大学祭や各種行事、イベントなどで中心となって企画運営に携わってくれました。ありがとうございました。

 本学では、年4回の仏教行事である、降誕会、精霊会、成道会、涅槃会があります。講話では、鎌田学園長先生や鈴木前理事長先生、伊澤理事長先生から、何度となく、「学生生活は、あと残り何日です」と話されました。2年間で充実した学生生活が送れましたか。

 私は、座右の銘として、常に思っている格言があります。それは、「少年老い易く、学成り難し、一寸の光陰、軽んずべからず」です。皆さんに、この格言を送ります。この意味は、若いうちは、まだ時間があると思って必死に勉学に取り組めず、すぐに月日が過ぎて年をとり、何も学べないで終わってしまう、だから、若いうちから勉学に励みなさい」ということです。この2年間でできなかったことは、今後の人生で取り組んでください。

 これからの時代は、情報化社会がますます進み、地球や生態系、人間社会が調和するために、ロボットや生成AI、ビックデータ、不安定で不確実を意味するBUCA(ブーカ)など、我々の想像をはるかに超える世の中になります。その一方で、人口減少と高齢化、地域や経済の格差、人間の生き方や倫理観の多様性など、様々に混在する社会になるでしょう。最近では、力の強いものがルールを無視して、力の弱いものを全て支配してしまうといった状況も見えます。だからこそ、皆さんがこの2年間で学んで培った本学の精神が生かされるのです。

4月から皆さんは、それぞれのステージに向かって歩き始めます。これまでお世話になった先生方、家族の皆様、関係者の方々に感謝を申し上げてください。きっと、これからもお皆さんのことを支え、応援してくれるはずです。聖和学園短期大学の卒業を誇りに思い、自信をもって歩んでください。

 あらためて、ご卒業おめでとうございます。以上、卒業の式辞といたします。

 令和8年3月18日

   聖和学園短期大学 学長 三浦光哉