令和2年12月22日

保護者の皆様へ

                       聖 和 学 園 短 期 大 学
学 長 鳴 海  渉

新型コロナウイルス感染症に留意した年末年始の過ごし方について (ご依頼)

 日頃から保護者の皆様には、本学の学事推進に一方ならぬご協力を賜りまして心から御礼を申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症に翻弄された今年の聖和学園短期大学の授業・学園生活も残り一週間余りとなりました。4月当初から、感染症の影響により休講やオンライン授業、来賓をお迎えしないなかでの学園行事など、学生の皆さんには厳しい環境のなかでもしっかりと状況を自覚し、勉学や学園生活、日常生活に励んでいただきました。お支えいただいた保護者の皆様には改めて感謝を申し上げます。

令和2年度の授業・行事等も318日の卒業式に向け、まとめの時期に入ります。その大切な時を感染者・濃厚接触者発生等により休講や就職活動等の中止という最悪のケースで迎えることはできません

年末・年始は忘年会や初詣、更には成人式等、親戚や親しい友人たちと喜びを分かち合い、旧交を温める大切な時でもありますが、感染症拡大の大きな要因である三密や飲食等に伴う飛沫感染等が懸念される場でもあることを強く認識し、最大限の注意をすべき局面にあります。

12月16日、一日の感染者数として過去最大の54名の報告があった宮城県では「宮城県新型コロナ危機宣言」を発表し、県知事、仙台市長並びに県・市医師会会長の記者会見で「医療崩壊が危ぶまれる危機的な状況」、「外出自粛の可能性も」等との発言もありました。

年末・年始は多くの医療機関が休みに入りますが、大切なご家族の健康、命を守るためにも、これまで実践してきた三密回避、マスク着用、手指消毒等の基本的な予防策に加え、特に年末年始に行われる次に掲げる行事等についても、学生とともに適切にご対応いただきますようお願いをいたします。

※詳細の予防対策は1211日新型コロナウイルス感染症対策分科会提言を参照ください。

◇成人式
体調が悪い時は参加しない。会場等では密集しない。式典の前後には飲食を控える。仮に飲食する場合は、徹底した基本的な感染症防止策の実践と以下の忘年会・新年会の工夫を参照ください。

◇忘年会・新年会
普段から一緒にいる人と少人数、ガイドラインを遵守する飲食店で、短時間に、席の配置は斜め向かいにといった「感染リスクを下げながら楽しむ工夫を」してください。

◇初詣・初売り等
混雑する時期・時間を避ける。境内・店舗内での三密や参拝・購入後の混雑を可能な限り避けるなどの感染防止策の徹底と、カウントダウンイベント等は参加を見合わせるか基本的な感染防止策の徹底を行ってください。

◇年末年始の帰省
感染防止策の徹底とともに、特に大人数での会食を控えるなど、高齢者等への感染につながらないような行動を取ってください。また、発熱症状等がある場合は帰省を控えること。

学生の皆さんには短い冬休みとなりますが、健康を第一に大切な家族の皆様と、改めて学生自身の未来や家族の夢などを語り合う静かな年末・年始となるようご配慮をお願いいたします。

新たな年も学生の皆さんが心身ともに健康で勉学や就職活動等に取り組めるよう、万全の体制で学生の皆さんをお迎えしたいと思います。