6月22日(火)、4名の学生に対して「松音寺奨学金」の授与式を行いました。

今年4月、仙台市若林区新寺にある五峰山松音寺(ごほうざん しょうおんじ)のご住職であり、学校法人聖和学園の理事でもある金山富彦(かなやまふげん)先生より、本学の学生を対象に就学支援のための奨学金を授与したいという申し出があり、本学から4名の学生を推薦し、本日付けで証書が授与されました。

コロナ禍でアルバイト収入を得ることが難しく、経済面で生活苦を感じている学生も多い中、大変にありがたい申し出であり、4名の学生とも奨学金の授与にとても感謝していました。週末やお盆・お彼岸の時季には、お寺の仕事のお手伝いもありますが、仏教の教えに基づく教育を建学の精神としている本学にとって、その具現化にふさわしい貴重な体験になることと思います。

松音寺は仙台市若林区新寺にある曹洞宗の寺院です。仙台における曹洞宗四大寺院の一つと言われる名刹です。もともとは伊達家11代当主伊達持宗によって福島県伊達郡地に開かれた寺院で、伊達政宗が仙台城を築城し仙台を開府すると現在の連坊小路付近に境内を遷しました。境内にある山門は寛永16年(1630)に,若林城の城門を二代藩主伊達忠宗から拝領したものと伝えられています。