Q&A

キャリア開発総合学科

Q.「系」とか「ユニット」ってなんですか?

A.先に「ユニット」から説明します。キャリア開発総合学科では、ある分野の理解を深めるために合わせて履修するのが望ましい科目群を、「ユニット」と呼んでいます。資格取得に直結する科目をまとめたユニットもあります。たとえば「ビジネス実務士」ユニットに含まれる11科目22単位をすべて取得すると「ビジネス実務士」という資格を取得することができます。
ジャンルが近いユニットを集めたのが「系」です。たとえば「ビジネス実務士」ユニットと「上級情報処理士」ユニットと「金融」ユニットを合わせたのが「ビジネス情報・金融」系です。

Q.おもしろそうな「系」がいくつもあって、一つに絞れないのですが……

A.キャリア開発総合学科では、系を一つに絞り込む必要はありません。複数の系にまたがってユニットを選ぶことができます。キャリア科に入学した学生の多くが複数の系を組み合わせて勉強し、視野を広げたり、ジャンルの違う資格に挑戦したりしています。また、一つの系の勉強を突き詰めることも、もちろん可能です。

Q.希望する「系」を決めるのは、いつですか?

A.キャリア開発総合学科に入学したあとです。入学直後のオリエンテーションで、キャリア科ではどんな資格を目指せるか、その資格がなにに役立つかを説明します。入学者はそれを参考にして系やユニットの組み合わせを考えます。2年間で無理なく履修できるようにキャリア科の教員がアドバイスするので、心配はいりません。
ただし製菓系、介護福祉系ユニットは例外です。国家資格の「製菓衛生師」、「介護福祉士」を養成する課程なので、入学試験を受験する段階で製菓系と介護系は申し込む必要があります。

Q.「フリー科目群」ってなんですか?

A.ユニットになっている科目と違って、一つずつ選択できる科目のことです。
ユニットとしてまとめられた科目は、原則としてすべて履修しなくてはなりません。ユニットの一部の科目だけを履修すると、その分野の勉強が不十分になったり、資格がとれなかったりする恐れがあるからです。一方で、科目のまとまりとは関係なく一つずつ選択できる科目があって、これを「フリー科目群」と呼んでいます。レストランのメニューに例えれば、ユニットはバラ売り不可のセットメニューで、フリー科目群は単品メニューです。フリー科目群を選択することによって、社会人としての教養や人間性を高めることができます。

Q.介護福祉士の資格は専門学校でもとれますよね。聖和短大で介護福祉士の勉強をするメリットはなんですか?

A.国家資格として介護福祉士資格のカリキュラム自体は、短期大学と専門学校で同一です。しかし、福祉分野の相談員の基礎資格である「社会福祉主事任用資格」は、短期大学でないと合わせて取得できません。高齢者向けのメイクアップの授業があったり「アクティビティ・ワーカー資格」がとれることも、聖和短大の特色です。また、短期大学ならではの教養教育が人間性の幅を広げます。卒業後の進路として、四年制大学への編入学も視野に入れることができます。

Q.介護福祉士養成課程から他の分野の勉強に変更する事はできますか?

A.2016年度からキャリア開発総合学科の中に養成課程を組み入れたことで、万が一、途中で進路変更がしたい場合でも、学科の中で他の分野の勉強に切り替えて卒業を目指すことが可能です。

保育学科

Q.保育士資格と幼稚園教諭の免許の両方取得できますか?

A.本学では、教職科目を合わせて履修することで、保育学科の卒業時に保育士資格と幼稚園教諭二種免許状を取得できます。この二つの資格・免許の勉強は保育学科の2年間のカリキュラムに組み込まれていて、ほとんどの学生が両方の資格・免許を取得することができます。卒業後の進路を考える際には、保育所も幼稚園も選択肢になるので有利です。認定こども園に就職する際には、二つの資格・免許をもっていることが、必須となります。

Q.ピアノの経験がありませんが、大丈夫でしょうか?

A.保育の現場ではピアノの技能は大切なものの一つです。保育学科の授業にはピアノの個人レッスンが組み込まれていて、初心者でもわかりやすい指導を受けることができます。ピアノの授業以外でも、レッスン室で自主的に練習することが可能です。ピアノを始めて1年後には、ピアノを弾きながら歌えるようになります。